スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:-- | スポンサー広告 | edit | page top↑

アルバム「MICHAEL」の価値

※注:「MICHAEL」を容認できない人は、この記事を読まない方がいいと思います^^;

MICHAELMICHAEL
(2010/12/15)
マイケル・ジャクソン

商品詳細を見る


発売前から色々な噂や憶測が飛び交っていた、アルバム「MICHAEL」。
このアルバムへの複雑な思いや受け止め方は、前にも書いたので省略するけど。
→ <I miss you,Michael…> <アルバム「MICHAEL」と複雑な気持ち>

そういう先入観や他人の意見や感想を全く気にしないで聴くということが、初めはどうしても難しくて、なかなか感想を書けないでいた。

ざっと聴いただけでもお気に入りの曲はたくさんあったし、良いアルバムだなと思った。
だけど余計な思考が邪魔をして素直にそれを受け入れられない自分もいた。
そしていつのまにか、特に意識したつもりはないが、しばらくの間ケースの中に眠らせてしまっていたのだった。

その間、他のアーティストたちの曲を色々聴いていたのだが、ある日、ふと気が付いた。
音楽を聴く時、いちいち難しい背景や曲が完成したいきさつなんて考えるだろうか?
そんな知識は必要だろうか?

もちろん、興味を持って調べることで余計にその曲に愛着が生まれたり、違った印象で聴こえたりするという楽しみ方もある。事実、私はそういうものを調べたり読んだりすることが大好きだ。
でも最初は、ただ流れてくるメロディー、リズム、歌詞、歌声が好きか嫌いか。その時の自分の気分に合うか合わないか。そうやっていつも音楽を選んできた。

街角で耳にした曲を、いいなあと思う。ラジオやテレビから流れてくる歌がすごく気に入って、なんとかして誰の曲なのかを調べようと思う。
そうして新しいお気に入りのアーティストと出会い、楽しみが一つづつ増えて行く。
子供の頃からずっとそうやって音楽と親しんできた。
頭で聴くんじゃなくて、もっと感覚で楽しんでいたはず。

それなのに、なぜ「MICHAEL」というアルバムにはそれができないんだろう?マイケルはそういうことを望んでいるだろうか?

いや、そんなはずはないと思ったのだ。
マイケルほど音楽と共に生きてきた人はいない。彼は心から音楽を愛し、音楽の力を信じていた。
言うまでもなく、自分の作品に対しては完璧主義者で決して妥協を許さず究極を目指す人だったけど、他の人の作品を聴く時には、私達と同じような感覚で選んでいたんじゃないだろうか。

マイケルが踊り始めたら、それは気に入ったという証拠。― そんな話をよく聞いた。
何をしていても、どんな音が聞こえてきても、気に入ればすぐにリズムを取って体を動かし始めていたというマイケル。
私は、一度そういう原点に戻って、もう何も面倒くさいことは考えないで、素直な気持ちでこのアルバムを聴いてみることにした。


いいなぁと思った。やっぱりマイケルはスゴイと思った。
1曲目の「Hold My Hand」から胸が熱くなり、次々に流れてくる美しく親しみやすいメロディー、カッコいいリズム、最高のコラボ、そしてマイケルの超天才的なヴォーカルの数々。
そして最後の曲、「Much Too Soon」では、自然と涙がこぼれていた。
その瞬間の涙は哀しみの涙ではなく、間違いなく唯一無二の才能に対する畏怖と感動の涙だった。
言葉になんてできない。これが天才が遺してくれた音楽の美しいカケラなんだという感動だけが私の体を貫いていた。


この時、私の頭に浮かんだのがある映画の名シーンだ。
天才モーツアルトの生涯を描いた名作「アマデウス」。大好きな映画で何回も観た。
その中で、忘れられない最高の名シーンがある。宮廷作曲家サリエリが、謎の病でベッドに横たわるモーツァルトの手助けをして、モーツァルトが言葉で説明する楽譜を代わりに書き起こすシーン。

その楽曲のあまりの美しさ、素晴らしさに、サリエリは書きながら思わず涙を流してしまうのだ。
凡人サリエリは、天才モーツァルトを憎んでいた。映画ではそこまでは描かれてはいなかったが、謎の死を遂げたモーツァルトはサリエリによって毒殺されたという説もあるほどだ。
そのサリエリが涙を抑えられなくなり、夢中になってしまうほどのモーツァルトの才能。

凡人の悲哀、神からのギフトを受け取った天才との対比が見事で、この世にはやっぱりどうしても到達できない次元というのはあるんだということを思ってしまうのだ。
でもそれが決して悲しかったり切なかったりするということではない。そういう一握りの本物の天才の存在が人々に与えてくれる夢というのは、本当にかけがえのないものなのだということを知る。それを通して、偉大なるものを感じ、感動に震える。そして、そういう本物の天才に出会えたことに心から感謝をしてしまうのだ。


このアルバムを聴いて、マイケル・ジャクソンというのは間違いなくそういう存在で、今までにも何度も何度も思ったが、やっぱり彼は違う次元にいる天才なんだということをまたしても確認してしまったのだった。
確かに、このアルバムは過去のマイケル作品とは違う。真のマイケル作品とは言えない。
それでも尚、というところが凄いのだ。


ここで、ライナーノーツにあった西寺郷太さんの言葉にとても共感したので、紹介させてください。

『本作<MICHAEL>は、マイケル・ジャクソン自身が完成させた曲ではない。しかし、ここに収録されているのが、ひとりの音楽史に残る天才が目指し、追い求めた「音楽の神秘の断片」であり、きらめく楽曲群、歌唱であることは間違いない。
未完の作品でありながら、尚思う。音楽の力、歌の力は、究極を求めればこの次元まで到達するのか…、と。』


まさにその通り。全く同じ思いを抱いた。


神様からの最高のギフト=マイケル・ジャクソン。
こうして同じ時代に生きられたことを、何度でも何度でも私は感謝します。


++++++++++

本当は1曲1曲の感想を書こうと思ったんですが、長くなったので次回にします。(まだ書くのか)
このアルバムを買って、まず、おっ!と思ったのが、ライナーノーツにマイケルの手書きのメモが4枚紹介されていたこと。これは嬉しいです。

マイケルはよく、ホテルの便せん等に手紙やメモを残していたけど、そんな感じで何気なく書いたようなものなのに、ものすごい名言があるんですよね。いつもそういう覚悟でいたんだろうな。
天才である上に努力家だったからね。

その中で二つだけ紹介します。

1億枚のレコードセールス、それはすなわち、集中力に、献身、あきらめない心、くじけない強さ。完璧、そしてそれ以上を目指すこと。

人生は一度きり。
命のギフトを与えられた僕らは、自らの存在をこの世に永遠に刻む為の努力を絶対に惜しんではいけない。たとえ、その人がどんな道を選んだとしても。 M.J.



そしてもう一つ、マイケルの美しい言葉を。

『メロディーは古代よりずっと天にあり、花のように摘み取られるのを待っているのだ』

自分の想像した通りのサウンドが現実に完成すると、(マイケルは)僕を見て静かに微笑んでこう言うのだった。

『いいよね?』




Thank you , Michael.





スポンサーサイト
13:57 | genius & works | comments (10) | trackbacks (0) | edit | page top↑
グラミー、見ました! | top | God Bless U-know!

Comments

# 天国に咲く歌
sayuさん、こんにちは。記事を拝見させて頂いて、sayuさんが伝えたい事を私なりに受け取らせて頂きました。‥‥ 私はどうしても制作者側の気持ちで聴いてしまうので、制作者本人の意志のない所で作品化され世に出されたものに対して、やはり抵抗があり素直に受け入れられない気持ちがあります。そういう意味ではsayuさんもお思いになられたように、この発表されたアルバムは、純粋にマイケルさんの作品とは言えないと思います。だからこのアルバムは、これまで発表されたマイケルさん本人の作品と、同列に聴く事は出来ません。でもライナーにもあるように、作者がこの世に残してくれた作品の欠片が確かにそこにあるのだとそう思って、ただその欠片さえ愛しく尊く触れてみたいと思って聴いてみると、また違った音として出会えるのかもしれませんね。sayuさんもお書きになっていらっしゃるように、その中で改めて見えて来る、改めて出会えるマイケルさんが、そこにいらっしゃるかもしれません。だから素直な気持ちで聴いてみるのもいいのではないかと思います。‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ マイケルさんが残してくれた言葉、とても素敵ですね。‥‥ 天国で摘み取られた花のようなメロディーと、その中に流れる鼓動(ビート)。その音楽は永遠のものです。
by: tear | 2011/02/11 22:45 | URL [編集] | page top↑
# 管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
by: | 2011/02/12 15:30 | URL [編集] | page top↑
# 永遠のKING OF POP~
こんにちわ なべにぃ 申します。
sayu さん 実は私まだこのアルバム聴いていないのです。
今は ただ 過去の素晴らしぃ音と共に日々を過ごしております。
近日中には 聴くことでしょう。
 
皆さんと出遅れてしまい このアリサマ・・・

未公開も入っているんですよね
早く手にしたいです。


私はマイケル暦26年くらいでしょうか。
出会い:BADで始まり ヘッドホンで聴いた時の あの音 あのリズム あの声・・・
パフォーマンスと どんどんのめり込んで 今の自分があります。

私は身体で感じる音楽 これからも大切にしていくでしょう。
素敵なお話ありがとうございます。
また 楽しみに 拝見させていただきます。


by: なべにぃ | 2011/02/12 19:03 | URL [編集] | page top↑
# Re: tearさん☆
> tearさん
こんにちは!コメントありがとうございます。遅くなってすみません^^;

マイケルが亡くなってしまった以上、もう完全なるマイケル作品は聴けなくなってしまいました;;
その事実を受け入れることは、たぶん私には無理だと思います。今でも信じられなくて無性に悲しくなりますよ。このアルバムには、書いたような価値はあると思うんですよ。だけど寂しさから逃れることはどうしてもできないですね。

だけど、ほぼマイケルが完成まで携わったものもあるし、昔から曲の存在自体は知っていたものもたくさんあるので、ずっと聴きたかったなと思っていたものを聴けて嬉しい気持ちもたくさんあります。
マイケルがやりたかった音楽が、未完成であっても聴けるのは私にとっては幸せです!
金儲けの為とか、もうそういうことは一切考えないように、音楽のことだけを考えるようにしてます。
マイケルは私達ファンに音楽を届けることをずっと考えていたでしょうから。

メロディーが天にあってそれを花のように摘み取るって、本当に素敵な表現ですよね!
マイケルは最高の詩人でもありました!!
by: sayu | 2011/02/14 11:00 | URL [編集] | page top↑
# Re: 非公開・Kさん☆
> Kさん
ご無沙汰してます!
またまたテンションの上がるお話をありがとうございます!!
マイケルのアルバムばかりが流れる会場、素晴らしいっ!!しかもマイケルファンの生徒さん達がたくさんて超嬉しいww 良い学校だなあ、ほんと♪

マイケルはそういえば雪合戦好きだと思いますね!雪と楽しそうに戯れている写真ありましたよね、昔w
ていうか雪合戦、懐かしい。10年以上やってない気がする…。
もうそんな気力ないし…(爆) Kさん、若いですね~~♪

最近、気力が足りなくてブログの更新も滞り気味です;;
でも、また遊びに来てくださいね! なんとか頑張ります!
by: sayu | 2011/02/14 11:21 | URL [編集] | page top↑
# Re: なべにぃさん☆
> なべにぃさん
こんにちは!はじめまして。

そうですかぁ、まだお聴きになってないんですね?
このアルバムは賛否両論あるので無理にオススメはできませんけど、個人的には買ってよかったと思うし、聴けてよかったです!マイケルを感じ取ることはできますので、是非聴いてみて頂きたいなと思います☆
聴きやすいアルバムですよ!感動的な曲もたくさんあります!

マイケルに出会えてよかったと心から思いますね。たくさん幸せをもらいましたし、これからもずっとマイケルの音楽と共に生きていくと思います。
これからも、色々な音楽から受け取れるワクワクやドキドキを大切にしたいですね!

コメントありがとうございました!!
by: sayu | 2011/02/14 11:28 | URL [編集] | page top↑
# 遅ればせながら、、、 (^_^;)

私もいろんな時期を経て、今は Michael よく聴いています。

初めは違和感があって飛ばしていた曲も、だんだん好きになってきています。

先日、あんまり洋楽に詳しくなくマイケルの素晴らしさもイマイチ理解できないでいる主人が、
Michael かけてたら、
「やっぱりマイケルジャクソンはいいね。」って言いました。 苦笑い、、、

MJ100%じゃないから、かえって入りやすい人もいるのですね。 (^^)

カップヌードルのCMでフレディマーキュリーに興味を持った人もいっぱいいるし、
少々(多々?)加工されていても、マイケルだってフレディだって、
その才能や個性はビクともしないって思います。 

やはり、何か「新しいもの」がリアルタイムで出てくることって大事だと思います。 
今の社会に絡んで何か新しい「動き」があること。 
this is it、キャプテンEO再開、展示会、グラミー賞、テレビ番組、新しい本、
新しいSF,新しいアルバム  etc. etc.

このアルバムも、100点満点ではなくても、
やっぱり、出てよかったのではないでしょうか? ☆
生前にあったものに 何かがプラスされたのではないでしょうか? ♪♪
少なくとも生前の素晴らしい宝物に傷がついたとは思いません、、、

by: bibi | 2011/02/18 22:53 | URL [編集] | page top↑
# Re.bibiさん☆
>bibiさん
こんにちは!
ご主人様のように、何も先入観なく聴く人の素直な感想というのが、案外本当の価値なのかもしれませんね?
マイケル作品という意味での価値ではなく、一アルバムという楽しむ為の物だとしたら。

このアルバムは、個人的な感想ですけどとてもクセのない聴きやすいアルバムだと思います。そこが逆にマイケルらしさがないという部分なのかもしれませんけどね。私もこだわるのをやめてよく聴いてます(^-^)

ていうかCMでフレディファンが増えてるんですか?フレディは大好きです!ずっとクイーンファンなので!マイケルとも色々あったけど、理解しあってたと思うんですよ。二人とも天才だし!

音楽は残ります。彼らの才能の証を大切に守っていきたいですね♪
ありがとうございました(^-^)b
by: sayu | 2011/02/19 12:54 | URL [編集] | page top↑
# 映画同好会(名前検討中 音楽同好会(名前検討中
映画 アマデウス 26年前 映画館で 見た記憶があります。そのころまで クラシック音楽に偏見のようなものがあったというか 食わず嫌いというか 学校教育というか~
この映画で クラシック音楽も 好きになったような記憶があります。映画は 好きで 音楽も 記憶に残るものが 少しあります。
あの頃 聞いていた音楽は ロック フォークかなぁ。(ストーンズ 松山千春 フラッシュ&ザ・パン ラバーボーイ マイケル・ジャクソン ほか)
テレビ時代で アイドル全盛期で アイドルの歌が いろんなところで 流れている時代でした。音響機器も安くなった時代(ラジカセ)
音楽というもの 先入観 人生の影響もありますね。人間関係においても いいものを知っていたほうが 徳ですね。あまり僕は 詳しくないけれど。
映画の内容は 記憶に うすいところもありますが、天才モーツアルト かわいそうでもあったし 調子にのりすぎみたいな~
サリエリは 自分との戦いで 素晴らしい作品を 生み出して欲しかったですね。正々堂々とがんばって 紳士でいてほしかったですね。
マイケルジャクソンさんの 人生は スゴイですね。もっと 長く生きていてほしかったです。
マイケルも ビジュアル時代ですね。歌もうまいです。マイケル・ジャクソンさん 最高ですね
by: スリラー&村石太星人 | 2011/03/05 11:13 | URL [編集] | page top↑
# Re: スリラー&村石太星人さん☆
> スリラー&村石太星人さん
はじめまして!アマデウス、もうそんな前になるんですよねー。
私もクラッシック音楽は詳しくないんですが、モーツアルトは大好きで憧れていたんですよ。「天才」といわれる人にとにかく興味があるんです。
だけどこの映画の中のモーツァルトの描かれ方には、正直ちょっと引く部分もありましたけど^^;
それでもやっぱり音楽は素晴らしいと思うし、彼の才能は人間離れしてたんだなってつくづく思います!

あの映画は、陰の主役がサリエリだなと思います。サリエリ役の役者さんの名演技がとにかく素晴らしい!!
なんともいえない味わい深い人間ドラマという印象です。長い時間を感じさせない名画だと思います。

ロック フォークですか?
私はフォークというのはほとんど聞かなかったですけど、日本のロックは好きでしたよ。
特に佐野元春さんなどは尊敬しています。日本でもこんなカッコイイ音楽をやる人がいるんだと感動したんです。それまでロックといえば洋楽、みたいに固執している部分があったので。

アイドルといえば80年代の松田聖子さんや中森明菜さんが浮かびます!
それはそれで結構好きでした。日本にも良い曲はたくさんありますね。アイドルでも名曲がたくさんあると思います!なんかこう、時代を象徴する音楽というのがあって、音楽から当時の自分を思いだすというか。そういうのいいなぁ☆

先入観や人生の影響― なるほど、たしかにあります。
先入観にとらわれないで色々なものを聴くと新たな楽しみが増えますよね。好きなものが増えると幸せなので、ぜひこれからも色々と聴いてみてください!

マイケルは稀にみる天才の1人です。ダンスばかりが注目されがちですが、彼の素晴らしいバラードの数々もたくさんの人に知ってほしいなと思います。
ダンスも神!歌も神!あんな人は二度と出てこないだろうな。
彼を目標にして、彼の後を継いでくれる人が育ってくれることをいつも楽しみにしています!

コメントありがとうございました!!また遊びにきてくださいね☆
by: sayu | 2011/03/06 13:22 | URL [編集] | page top↑

post a comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

この記事のトラックバックURL:
http://brightstarmoon.blog5.fc2.com/tb.php/334-e60e0598
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。